2019/11/12 04:37

今度、ショップで 

ご希望の看板をお作りする オーダーメイド看板

を始めようと思います。


そこで、登録作家の KOUSYU さんの 看板にかける思いをご紹介しますね。



時の経つのは本当に早いもので

”光栄書道会” をたちあげて、28年
家をリフォームして今の教室にしてから8年

やっと、念願の教室の看板が完成です。

教室の顔ともいうべき看板


そのうち作ろうと思いながら、良さそうな木は購入してたんです。

ただ、日々の忙しさに呑まれてなかなか手を付けられずにいたのですが・・・


このところ、色々な災害が多く発生し、突然これまでの生活が続けられなくなってしまう、ということを目の当たりにして


明日がこれまでの延長線上にあると思って、やるべきことを先延ばしにしてはいけない
自分が望む未来を引き寄せるために、今やるべきと思ったことは一つ一つしっかりやっていこう

と思ったんです。


まずやりたかったのは

私と生徒さんたちと、お互いが成長できる場としての ”光栄書道会” のシンボルとなる看板づくり

だったんです。

何年もしまってあった カエデの木

クルミよのうな樹皮がのこっている側面、表面は複雑な木目が見る角度により色々な光を放ち、
とても面白い表情をしてます。

よし、これで作るぞ!!


まずは書稿を書き、それをカーボンで木に写します。



V字刀でその上を彫っていきます。

実はカエデってこれまで扱ったことなかったんですが、思ったほどには堅くなくて

筋彫りはやりやすかったです。



一通り彫り終わったら、コーティングのために、カシュ―という合成漆をうすめて、木全体に塗り込みます。

(これ、有機溶剤でうすめるので、換気栓まわしていても、結構臭いがきついんです)


なんか、艶がでて、いい感じ!




さていよいよ 字のところにラッカーを慎重にちょっと盛り上げるようにのせていきます。

(はみ出したり、他の部分に垂らしたら大変なので、集中あるのみ!)




相当な時間、集中力を高め、やっと終わりました。




さて、時間をおいてラッカーが乾いてから、最後の落款入れです。


自分の名前の一字 ”永” を彫って、そこに朱色を入れます。



そして、その上から金箔をはり、乾いたら余分を落として



いよいよ完成 こちらです!!




この ”刻字” がはいっているのが ミソ

刻字できる書道教室って珍しいでしょ!!


是非、見学に来てください。

お待ちしてまーす!